帰郷しました

東京に生まれ、東京で育ち、東京で生きているため、「ふるさと」という郷愁を誘うような場所がない。だけど、家族を持つことで、もう一つのふるさとを持つことができた。訪れるのは、もう4回目になる。毎回が法事なので、喪服を着ているのが少しだけ寂しくもあるけれど、ふるさとが増えたことは純粋に嬉しい。


今回は、はじめて実家に長期滞在をさせていただいた。普段はぐうたら人間が、頑張ろうと張り切ると、どこかでぼろが出るものだから、「嫁として~」みたいなものに捉われず、頑張りすぎないようにしようと思っていた。言い訳かもしれないけれど。嫁っていうか、旦那さんの家の子供になりたいと思っていたから。


けれど、あまりにリラックスしすぎていた気がする。パジャマでうろうろしたり、お父さんにタメぐちを聞いたり、夜遅くまでみんなで酒盛りをしたり、お菓子を食べたり、昼くらいまで寝たり。まるでその家の子供かのように過ごしてしまった…。嫁失格だと思うけど、みんなそれなりに新しい子供・兄弟としてわたしを受け入れてくれたし、楽しんでいてくれた気がする。


帰る日に、お父さんがバス停まで見送ってくれて、手を振ってさよならしたとき、すごくすごく寂しくって、涙が出そうになった。家族も友達もいる大好きな東京に帰るのに寂しい。今まで味わったことのない、変な感情だった。

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