「あなたをヘッドハンティングしたいと思っています」
突然、奇妙な電話がかかってきた。大手外資系生命保険会社の営業部長から。もちろん、本気で捉えるわけもなく、どこかからわたしの名刺が流れたのね…と思っただけですが。
「共通の知人から、あなたが優秀であることはかねがねお伺いしています」
そんなことをいうものだからおかしくって、「共通の知人って誰ですか」と聞いた。そんなの絶対突っ込まれる質問だろうに、相手はまごまごと歯切れの悪い答え。前職の取引先の知り合いの知り合いみたいな感じで、結局、あいまいにされた。
「あなたはレスポンスがとにかく早いと伺っています。つまり優秀な方ということです」
わたしを評価するポイントってそこかい。と思って、さらにウケた。褒めポイントは、レスポンスの速さ一点のみ。全然嬉しくならないよーそれじゃ。とにかくわたしの情報が少なくて、突っ込みどころ満載。怪しさ満点。一度お会いしたいと言われたので、今の仕事が好きだし、転職する気はありませんというと、大きな声で、
「そういっていただけて良かった!」
と言い出した。怖い。
「責任感のある方でいらっしゃることが良く分かります。すぐに転職してほしいわけではなく、情報交換の意味でお会いしたいのです」と。あまり興味がない旨伝えると、「私、色々な方とお会いして、勉強させていただいているのです。ぜひ優秀な方とお会いすることで、パフォーマンスを高めていきたいのです」との答え。そうなると、わたしがわざわざ出向くメリットとはなんでしょうか…?となった。営業部長だったら、人の心を掴む会話術をもっと学んだほうがいいのでは…とお節介ながらに思った。もうちょっとロープレが必要だ!
とりあえず会うことができれば、採用できなくても、保険の顧客リストになるからOKなのか?あんな電話で人の心が動くわけないし、営業効率が悪いのはもちろん、逆に企業イメージを壊すだろうしなぁ。なんだろう、オレオレ詐欺みたいでこわーい、と思った電話でした。
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